Pogoplug (ハード版) biz を購入 → NAS(samba)のマルチアカウント設定

買うかどうか悩んでいた Pogoplug を購入
自宅で使っている NASの代替えを考え、マルチユーザ必須のため biz を購入

自宅のNASへ手軽に(家族にも使いこなせるような)外部アクセスするのが最終目的
(主に、写真なんかで、音楽や動画は重要視してません)

Pogoの設定は、言われているように簡単
次に PCの P: ドライブから Pogo利用するアプリ、これってソフトウェア版の Pogo と同じ物なのね

ハードPogo のアカウントをこのアプリへ入れると、そのPCが一つのPogoサーバ(クライアント?)に変身
PC内の指定したフォルダをハードPogoと同じように公開対象にしたりできる
クライアントでありサーバである。つまり P2Pアプリなのね
(でも、PC => ハードPogo のアクティブコピーは、設定したときと再起動したときしか働いてくれません)

ソフトウェア版アカウントを購入した人は、ハードPogoのアカウント無しに動作するだけなので
biz のマルチユーザーからアカウント生成してもらえば、それで済むよーな...

しかし、アプリの出来は今一つ...
メモリはバカ食い PPDrive.exe 40MB, ppfs.exe 7MB, hb*.exe 3つくらい dokanmnt.exe とか、分散されて合計 70MBくらい消費してんじゃないかと

また、サスペンドやスリープから戻ってくると、P:ドライブが行方不明になるので、タスクトレイから手動でリロードしないといけないとかいう悲しい仕様

P:ドライブって仮想なので、そこにファイルを置いてガリガリと編集する場所じゃないんですな
編集場所にテンポラリ作成するアプリなんかは、とても速度が落ちたりする
まぁ、LAN環境から離れた場所ならしようがないかもしれないけど、そういうのは DropBoxでやればいいんじゃないかと

そんなこんなで、LAN環境は NAS化が必至という流れに



無印もbizも OpenPogo => samba 導入による NAS化は同じで、ユーザー認証(NASのみ)は可能だと思う

下記URLあたりを参考にすれば、問題なく進められるハズ
全体の流れは、本体ROMが少ないので USBメモリをlinux用にフォーマットしてマウント、OpenPogoを入れて、Sambaを入れるという感じ
http://ichi84.blogspot.com/2011/04/pogoplugopenpogo.html
http://ichi84.blogspot.com/2011/04/pogoplugsamba.html
http://minkara.carview.co.jp/userid/125065/blog/20514703/
※時間がかかる所は、samba のインストールで、その部分に 20分くらいかかった(ほっとくだけだけど)

SSH接続に、私は Poderosa を使ってます



今回、躓いたのが NASのユーザー設定

現在利用している NASは、家族毎に利用できる個人用フォルダと、共有するフォルダを用意しているのと、biz版なので、ユーザー毎に公開をするため、それをNAS側でも出来ないと意味ないワケ

taro hanako それぞれ用のフォルダと誰でも接続できるフォルダを作成を例に、設定を羅列してみた

ログインしたら権限を変更
# mount -o rw,remount /

linuxユーザを作成(これを作らないと smbpasswd でユーザが作られない)
# adduser -H taro
パスワードを2回聞いてくるので入力
-H オプションは、ホームディレクトリを作成しない

samba ユーザを作成
# smbpasswd -a taro
パスワードを2回聞いてくるので入力

hanako も同じように各(linux, samba)ユーザーを作成する

んで、smb.conf の例
[global]
workgroup = WORKGROUP
netbios aliases = POGOPLUG
server string = POGOPLUG
null passwords = Yes
guest account = root
map to guest = Bad Password ←ネットワークドライブを覗いた時など、guest account で参照させる
log file = /opt/var/log/samba/log.%m
max log size = 50
smb passwd file = /opt/etc/samba/smbpasswd
socket options = TCP_NODELAY SO_KEEPALIVE
load printers = No
dns proxy = No
security = user ←samba3デフォルトなので記述の必要ない?
deadtime = 15

[shared]
# path = /tmp/.cemnt/mnt_sdb1/shared
path = /tmp/.cemnt/mnt_sdb1/data/shared ←誰でもアクセス可能なディレクトリ
read only = No
force create mode = 0666
force directory mode = 0777
guest only = Yes
guest ok = Yes
public = yes
writable = yes

[taro]
# path = /tmp/.cemnt/mnt_sdb1/taro
path = /tmp/.cemnt/mnt_sdb1/data/taro ←taro専用ディレクトリ
read only = No
force create mode = 0666
force directory mode = 0777
valid users = taro
force user = root ←認証だけ valid users で行って、そっから先は root として処理

[hanako]
# path = /tmp/.cemnt/mnt_sdb1/hanako
path = /tmp/.cemnt/mnt_sdb1/data/hanako ←hanako専用ディレクトリ
read only = No
force create mode = 0666
force directory mode = 0777
valid users = hanako
force user = root ←認証だけ valid users で行って、そっから先は root として処理

悩んだ場所

[global]
map to guest = Bad Password

ユーザ, パスワードが一致しないPCからアクセスした場合、guest アカウントを利用する
これがないと、security = user 時に ドライブを参照しただけで、ユーザー認証が働いてしまう

[各ユーザ]
force user = root
pogoplug へマウントされたドライブは、基本的に root 管理だから?


【追伸】2011-08-23
各ディレクトリを、ドライブのルート直下に複数置くと、6時間程度稼働後に一つのディレクトリしか開けなくなる症状あり
認証で失敗しているのかと思ったが、ログによるとディレクトリを見つけられていない様子
全てのディレクトリを data 等のディレクトリ配下へ納めて、今のところ動作している

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